「ゆっくりさよならをとなえる」川上弘美
最近、ずっとイトヤマアキコ一色だった。
カワカミヒロミの新刊が出ていたので、イトヤマアキコworld→カワカミworldへ移すべく、未読の文庫を読むことにした。
エッセイはあまり読まないのだけど、川上弘美の作品は私が今まで経験したことがない世界・価値観か広がっているので好きだ。
本作も同様、内田百?のような不思議なお話や、食にまつわるおはなしがあって面白かった。
わたしはべつに川上弘美を見たこともないし、友達でもない。ただ、この人は、他人に固執しない、こだわらない、かたよらない人なんだろうなーと思う。作品のどれをとっても主人公は淡々とした性格で、人間の見苦しいところなどあまりでてこない。わたしは友人知人のすべてを知りたいと思う性質なので、一種のあこがれをいだいているのである。
ひとりで喫茶店に行ってコーヒーを飲むことが出来ても、のれんをくぐってお酒と季節の肴を楽しむことが出来ない。
ひとりの時間が大好きなんだけど、ゆっくりゆったりと過ごすことは出来ない。
カワカミヒロミ、恐るべし。である。

コメント

cat
のりこ
2006年5月27日16:02

とらっくばっくてすと
cat

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索