今作の主人公は小学6年生の女子。
生活環境の故か大人びた(冷めた?)ものの考え方をする女子でした。
こういう設定、きらいではないな。もちろん作者の料理の仕方が上手だからだけど。

島本理生は、近年の若手女性作家でピカイチだと思うよ。
今の芥川受賞者の作品まだ読んでないし、私の選書感もめちゃくちゃ範囲狭いから、断定は出来ないけど。

ちゃんと書き込んでるな〜と思う。

さらに欲を言えば、情景描写をもうちょっとしてくれたらな。
「シルエット」の作品冒頭で見せたあのテクニック。
「リトル・バイ・リトル」で感じたあの空気感。

作品冒頭で引き込むの、わたし好きだからな〜。
全体的に季節感&細部の描写を望みます。
(綿矢りさほどはいらんけど)

↓ネタばれ含む↓
主人公が、男性に宣言する「あなたのことをかきます」と宣言したのは作者自身の投影なのかな?
話の流れからしてこんなこと、過去の実体験から小説に実現させたら作者の作家生命はどうなるの?ダイジョウブ??
島本理生、すきだから
書き長らえて欲しいデス。

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