僕の声になって----

1970年初頭。中学生の道夫は父を亡くし、山奥のひなびた全寮制中学校で暮らすことになった。同級生の康夫に誘われ、道夫は合唱の世界に足を踏み入れる。歌を歌っていると、生来の吃音性はどこか消えてしまう。
春が過ぎ、夏を迎え、合唱クラブはコンクールに向けて練習をはじめる。曲目は“ポーリシュカ・ポーレ“ ロシア革命を背景にした、たくましい混声合唱曲だった。
監督 緒方明  出演 伊藤淳史 藤間宇宙 香川照之 ほか
 アタシは合唱の経験があるので、練習風景が懐かしくかんじられた。挿入曲の“流浪の民”や“大地礼讃”は思わず口ずさみそうになった。映画館のスピーカーから流れてくる歌声は、かつての自分も出せていた声。香川照之が言う。「歌は何も考えないからいい」・・・・無欲になって、曲を想い、背景と舞台をしのぶ。広大な大地とともに、夢や希望も限りなく広がっていった。

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