蛇イチゴ

2008年2月24日 映画
西川美和の監督第1作 「蛇イチゴ」

「ゆれる」はさんざん絶賛しておきながら
これはみてませんでした。
(宮迫が主演ってところでちょっと興味そがれて)

眠れない夜だったので
ヒマを持て余して、見ることにした

「ゆれる」が家族の崩壊からの再生だとしたら
「蛇イチゴ」は平穏から崩壊へのストーリーか

父親が娘の恋人に向けていう。
「男なんて女に喰われちゃうよなッ」

女はおそろしいほどに強い
けれども情けないほど脆い
西川美和の人間の掘り出し方は
隠したいところを余すことなくさらけ出している
まったく美化しない
容赦ない潔さを感じる

桐野夏生が人間のエゴを犯罪というかたちでうき彫りにするように
西川美和は家族を使って
誰もが共通して抱えるモノをあらいだしている

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