自転車で近所の公園を走ろうと向かったら
公園向かう途中でポツリポツリと雨雫が頬にかかった。

まぁ、さっきまで曇り空が続いてたから
そこまで大降りになるわけもないだろうと高を括っていたら

10分経っても20分経っても雨脚は遠ざからず強まるばかり
飴玉かと思うような大きな雨粒がボツボツと落ちてくる。
それでも公園では悪天候を物とせず軽快に走り続けるランナーたちがいる。
30分、40分とペダルをこぎ続けていると
雨水のせいでグリップ部が滑りそうになってしっかりと握れず危険度が増す。
木の下でいったん止まり、ポケットからタオルハンカチを出して
身体ではなくまずはグリップに着いた水気をふき取る。

「びしょびしょやなぁ、チェーンから何からダメになるで」

通りすがりの中年の男性が、あきれた顔をしていった。
苦笑いを浮かべて愛想よく振舞い返す。
わかってるって。ここまで雨に打たれたら、帰宅してからのメンテナンスが大変だってことぐらい。

帰るころにはランナーたちも豪雨から逃れるように建物のかげに隠れてしまっていた。

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