「おかたづけ」がニガテだ。

昔、子供の部屋をして母親は「豚小屋」と呼んでいた。
そう呼ばれるにふさわしい(?)部屋で私は暗い学生時代を過ごしていた。
ほこりが溜まり、無駄に広い8畳の長方形の板間の両端には
漫画や、雑誌が積み重ねられていた。

大学生になって、ひとり暮らしをはじめた。
悠々自適の一人暮らし。誰にも何にも言われない唯我独尊天国。
気が向いたときに、掃除機をかけ、
気が向いたときに、大掃除をした。

社会人になって、引越しをした。
隣人が行き遅れの女性でよく壁をたたかれた。
気が向いたときにする大掃除のBGMは大音量でかけられなくなった。
本棚に利用していたカラーBOXの前には収納しきれない文庫が積読されていた。

「彼氏」がマンションに出入りするようになった。
片づけがニガテだということは前もって重々伝えた。
若いOLの部屋とはかけ離れた渋い部屋に苦笑された。
豚小屋といわれないよう、来る日は前もって簡単に掃除していた。

「彼氏」にプロポーズされた。
『もっと遊びたい』の条件に対して
『片付けしてくれるよな』の条件が帰ってきた
うまく噛みあわないことに気づいていなかった。


お片付けがニガテだ。
何十年たってもかわらない。
人から指図されるのが嫌いだ。
簡単に逆ギレしてしまう。
居なければ指図されずに片付けられるのにと矛盾したことを考えてしまう。

今回のお片付けにはMP3プレイヤーが役立ちそうである。






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